26歳で大腸カメラの検査を受けた話【体験談】

体験談

今回は26歳で大腸カメラを受けた実体験について書いていきます。皆さんは大腸カメラの検査を受けたことはありますか?これは、私が血便で悩んでいた時の話です。ちなみに結果は経過観察でした。

受診した経緯

私が受診したきっかけは1ヶ月以上血便が続いたことです。出血自体は排便時のみで鮮血だったこと、切れているような痛みも伴っていたため

「きっと切れ痔だろう」

そう、あまり深く考えていませんでした。

痔でも出血することがあるのは知っていたし、出血量もそれほど多くありませんでした。貧血になるような症状もなかったため、「そのうち治るだろう」と思っていました。

しかし、しばらくすると、ほとんど毎回のように便に血が混じるようになりました。

それでも一向に治る気配がなく、そこでようやく心配になった私は、肛門科を受診することにしました。

診察では肛門鏡を使用して直腸周辺を内診していただき、内痔があることは分かりましたが、

「この痔から出血しているようには見えないので、大きな病院で一度検査を受けてください」

と言われました。

そこで私は、人生で初めて大腸カメラを受けることになりました。

人生初の大腸カメラ 検査当日

私が受診した病院では、その日に大腸カメラを受ける患者さん3〜4人ほどが一緒に検査の説明を受け、その後、それぞれ下剤を飲み始めるという流れでした。

検査は午後の予定でしたが、集合時間は朝8時。

前日の夜から絶食していた私は、朝からひたすら下剤と向き合うことになりました。

そして、この下剤。

知ってはいましたが、実際に飲んだことはありませんでした。でも、やはりというべきか私にとってはとても「美味しい」と言えるものではありませんでした。

何度もえずきながら、少しずつ、少しずつ飲んでいきました。

私が飲んだ下剤は、コップ一杯(200ml)を10分程度でゆっくりと飲み、途中指示されたタイミングで水分をとって、便が透明になるまで飲むもので、最大2Lを飲まなくてはいけません。

しかし、私は全く予定されていた時間通りには飲みきれませんでした。笑

それでもゆっくり飲み続け、1L以上飲んだ頃だったでしょうか。

ようやく便が透明に近い状態になり、看護師さんから「もう大丈夫ですよ」と言ってもらえたときは、

「やっと下剤から解放される……!」という気持ちでいっぱいでした。

この経験から、大腸カメラを受ける前日は、お粥など消化の良いものを食べておくことを心からおすすめします。

もちろん、下剤にもいろいろな種類がありますし、「思っていたより飲みやすかった」という人もいるので、一概には言えませんが……。

少なくとも私は、かなり苦戦しました。笑

ドキドキの内視鏡

そうこうしているうちに、ついに内視鏡検査の順番が回ってきました。

「ついにか……」

と、少し緊張しながら覚悟を決めました。

私は鎮静剤を使用してもらう予定だったので、検査着に着替え点滴の針を入れてもらいました。

それまで、鎮静剤を使うような検査や処置とはほとんど無縁の人生だったので、直前までかなりドキドキしていました。

でも、結果は――

鎮静剤が入ったところから、まったく記憶がありませんでした。笑

気がついたときには検査は終わっていて、

「え、もう終わったの?」

と拍子抜けするほどでした。

元々調べていた時には鎮痛剤が効かなかったという人や、腸の曲がっているところをカメラが通る時に痛みで目が覚めてしまったという体験談も見ていたので、必要以上に恐れていた部分もあったと思います。また、女医さんが上手に検査してくれたからというのも大きいと思います。

検査結果を聞いて

そして後日、検査結果を聞く日がやってきました。

医師からは、

「腸が少し荒れているところがありますね。でも比較的腸自体は綺麗ですね。」

とおしゃっていました。

その所見は潰瘍性大腸炎(難病)でも見られることがある一方で、腸炎を繰り返した場合にも見られることがある、とのことでした。

医師からは、潰瘍性大腸炎についても軽く教えていただきました。

一方で、私の場合は問診やこれまでの症状の経過などから、積極的に潰瘍性大腸炎を疑う状態ではなく、腸炎を繰り返した影響である可能性が高いのではないか、という診断でした。

その頃の私は、すでに1年以上、仕事や日常の中で強いストレスを感じ続けていました。

様々な状況を踏まえ、経過観察となり、状況が悪化するのであれば再受診をしてくださいと言われました。

看護師でも、自分のことになると怖かった

私は当時、看護師として4年間働いていました。

医療について、まったく知識がないわけではありません。

でも、大腸や消化器は自分の専門分野ではありませんでした。

中途半端に知識があるからこそ、

「もし○○だったらどうしよう」

と、いろいろな可能性を考えてしまった部分もあったと思います。

そして何より、患者さんのことではなく、自分の身体に起きていること。

それだけで、想像していた以上に大きな不安を感じました。その時に、患者さんの不安が本当の意味で少し理解できたような気がしました。

今振り返ると、私は最初、血便という症状をかなり軽く考えていました。

「きっと切れ痔だろう」そう簡単に考えていたからです。

でも今は、あのとき放置せず、きちんと受診して検査を受けて本当によかったと思っています。

身体からのサインを、無視しないで

この検査で、「重大な病気が見つかったから休職した」というわけではありません。

でも私にとってこの体験は、

精神的な問題だけでなく、身体にも影響が起きている

ということを改めて実感する出来事でした。

私は、「まだ働ける」「もう少し頑張れる」と思い続けていました。

大腸カメラを受け、その結果について考えたことは、自分の精神・身体状態を改めて見つめ直すきっかけのひとつになりました。

そして、「今、一度きちんと休んだほうがいいのかもしれない」と思えるようになりました。

結果として、この出来事は私が休職を決めるきっかけのひとつになりました。

あの頃の私は、自分の限界にも、身体から出ていたサインにも、なかなか気づくことができませんでした。

だから今は、

「これくらいなら大丈夫」「他の人も頑張ってるんだから」

と決めつけるのではなく、たまに自分を俯瞰的にみて一度立ち止まってみることも大切なのだと思っています。

休職をしてから、自分の心と身体について考える時間が増えました。

あのとき受診したことも、検査を受けたことも、そして休むことを選んだことも。

今の私にとっては、自分自身を大切にするための一歩だったのだと思います。

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